中央快速書庫

作った模型やら撮った写真やら

【模型】Tomix 201系 青梅線・五日市線 青65編成(青編成)の製作

tomix 201系(中央線・分割編成)をベースに、豊田車両センター所属の201系の青梅・五日市線専用編成(青編成)を製作しました。

 

 

 

実車の話

もともと青梅線系統では中央線からの直通列車と別に201系が運用されていましたが(武蔵野線と共通運用)、96年にいったん消滅。

その後、2001年に中央総武線から引退した車両が京葉電車区(→京葉車両センター)と豊田電車区(→豊田車両センター)に順次転属。豊田に転属した車両は青梅・五日市線専用編成としての活躍を開始します。

最終的に青編成は、6連が13本、4連が10本、予備車2両の布陣となりました。仕様も前期量産車、後期量産車、軽装車とバリエーションがおおく、特に朱色一号の軽装車は関東でここだけの仕様となりました(朱色一号の軽装車自体はこの時が初というわけではないが)。

 

 

・模型について

 

 

素材には電照なしのクハが必要になります。増結セットのクハが電照なしですが、スカートが2両とも電連対応スカートなので片側のみ基本セットのスカートに換装する必要があります。

 

今回は某オークションで青編成仕様に組み替えられていたものをベースとしました(笑)

 

 

プロトタイプの選定ですが、tomixからつくるのであれば後期量産車の青62~青65、青2~青5が作りやすいと言えます。

青編成は先頭車の運転席横の通風孔が撤去されてる編成が多く、編成によっては片側のクハのみ撤去されている編成もあり、入念な調査が必要です。

また、乗務員扉の手掛けの上下向きも編成や車両によってかなりまちまちです。

 

 

今回製作した青65はクハ200のみ通風孔撤去、手掛けは両端クハ共に上下逆でしたので、それに合わせて加工しました。

 

 

乗務員扉と前面の青梅・五日市線のステッカーは世田谷製のインレタで再現。

運転席のモールドも塗装し、運番設定器も簡単に制作して設置しました。

 

 

 

 

豊田車両センターのオレンジの201系を集めるなら青編成は欠かせませんよね~

 

 

 

 

 

 

 

最後までありがとうございました。

 

【模型】Tomix 201系 京葉線 K2+52編成の製作

Tomix製品をベースに201系京葉線 K2+52編成を製作しました。

 

 

京葉線の201系は様々な形態の編成が存在しますが、今回製品化されたのは最後まで残っていた分割編成。

京葉線には朝夕に東金線外房線と直通する運用があり、途中の誉田駅で分割・併合を行うため、E233系の分割編成が登場するまで分割可能な201系が残されていました。

 

 

模型の仕様と実車の仕様を考えるとプロトタイプの選定にはいろいろと気を付けなくてはいけない事項がありますが、今回は末期のK2+52編成をモデルに製作を行いました。

jr201-chuorapid.hatenablog.com

 

 

・モハ201

 

 

末期のK2+52編成はパンタグラフシングルアームに換装されていたので、トミックスのPS35Dに換装。チョッパ制御器箱も銀色に塗装しました。

 

 

・先頭車

 



f:id:JR201_ChuoRapid:20230407091640j:image

 

中間先頭車は運番表示機が幕式のまま残っていたので、幕式の付属パーツを取り付け。

また、運転席横ルーバーも実車同様に中間先頭車のみ撤去し、再塗装しています。

実車の乗務員扉下部の手掛けは天地が逆でついていたので、それに合わせてインレタを逆向きに転写しました。

 

 

・その他

先頭車はライトユニットの運客仕切りのモールドや運転台を塗装し、アンテナを交換。

全車各部に色さし等を行いました。

 

 

 

 

tomixの201は本当に何度見てもかっこいい・・・・!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

【模型】鉄道コレクション 201系 京阪神緩行線(ベンチレータ撤去車)の製作

鉄道コレクションの201系をベースに、京阪神緩行線で活躍していたJR西日本のベンチレータ撤去車を製作しました。

 

 

JR西日本京阪神緩行線で活躍していた201系は、平成14(2002)年、腐食防止を目的として屋根上のベンチレータ(通風器)の撤去工事が始まりました。

しかし、翌年から体質改善工事が始まったため、”体質改善工事未施工でベンチレータ撤去”という仕様が実在した期間は比較的短かったうえ、体質改善工事施工時点でベンチレータが残置していた編成はその撤去工事を体質改善と同時に施工したため、一部の編成でしか見られない仕様でした。

 

 

 

今回は鉄コレで製品化されている京阪神緩行線のスカイブルーの201系をベースに、ベンチレータ撤去車を製作しました。

 

ベンチレータ取付穴はパテや瞬着で埋め、再塗装。

 

また、製品はJR東日本の車両のボディを流用している為、乗務員扉下部に手掛けのモールドが残っています。JR西日本の車両にはそれがないので、モールドを切除し、再塗装しています。


f:id:JR201_ChuoRapid:20230407004318j:image

 

 

 

 

普段加工している東日本の車両とは戸当てゴムの色や優先席の位置など異なり、同じ201系ながら新鮮な気持ちで加工していました(笑)。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

【模型】Tomix 98811 98812 201系(京葉線) 入線と考察 (レビューもどき)

2月末に発売になったTomixの201系の第二弾の京葉線

当方も当然購入したので簡単にレビューのような何かを書いてみます。


f:id:JR201_ChuoRapid:20230306235643j:image

 

塗装が厚ぼったいとかそういう話はほかの方にお任せして、ダラダラといろいろ書いてみました。

誰かの参考になれば幸いです。

 

・セット構成

f:id:JR201_ChuoRapid:20230306234653j:image

中央線のときと異なり、セット構成が実車の分割編成と同様、東京方6両と蘇我方4両で別れています。片っぽ買うだけでもキレイに実車どおりの編成になるわけです。

 

・ポップ


f:id:JR201_ChuoRapid:20230306234722j:image

基本セットにはポップ?がついてます。イラストが大変いい感じ。

 

 

・プロトタイプ

中央線の分割編成と同様なのでチョッパ制御がCH1Bに変更された昭和57年度本予算分(モハ-158〜,クハ-69〜)から、軽装車に設計変更される前の昭和58年度第1次債務負担分まで(〜モハ-263,〜クハ-134)が該当。

京葉線の中間先頭車を有する編成のうち、製造ロットとしては

試作車組み込み編成

初代K1編成+51編成

ケヨ71編成

3代目ケヨ72編成

以外が該当します。

 

 

パンタグラフのクランク

公式アナウンスがあった通り、パンタ引き紐のクランクが移設されていない仕様になっています。


f:id:JR201_ChuoRapid:20230306234734j:image

 

中央線用の分割編成(とモハ201-19)に搭載されていたPS24は折りたたみ高さが低く、そのままパンタグラフを載せ替えただけでは引き紐のクランクが干渉してしまう為、クランクが少し妻面側に移設されました。

当然ながら今回の製品のプロトタイプのように登場時のままのPS21搭載車や、折りたたんでも干渉しないシングルアームパンタに換装した車両はクランクが移設されていません。

つまり、シングルアームパンタに換装されていたK2+52やK3+53を再現する場合はパンタを載せ替えるだけでOK、というわけです(トミックスからドンピシャのPS35Cが出ていないため、類似のPS35Dで代用するしかないという話はいったん置いておきます笑)。

 

・運転席横ルーバー

発売前から話題になっていたのでご存知の方も多いと思いますが、今回の製品は中央線・分割編成の中間先頭車のボディを流用している為、運転席横のルーバーがモールドされています。


f:id:JR201_ChuoRapid:20230306234815j:image

 

京葉線201系分割編成の先頭車のうち、運転席横ルーバーが残置していた車両は

2代目ケヨ72(試作車廃車後~2008年の組み換え前)のクハ201-103、クハ200-103

K1+51(組み換え後)のクハ200-103

K2+52のクハ201-109、クハ200-110

のみです(当方調べ)。

 

ルーバーを気にする場合、どうプロトを選んでもルーバーの撤去作業が必要になってきます...。

 

 

•インレタ


f:id:JR201_ChuoRapid:20230306234903j:image

 

車番(二代目K1+51、K2+52,K3+53、K4+54、クハ200-104、クハ201-103)

ATS表記(P、Sn)

弱冷房車表記

乗務員扉手掛け

 

が収録されています。

 

バラのクハ車番(クハ200-104、クハ201-103)は、K1+51用のクハ200-36、クハ201-37と入れ替えて使用することで二代目ケヨ72の車番になりますよ というモノ。”わかってる”なあって感じがします。

 

 

乗務員扉手掛けですが、上下反転して取り付けられた車両が結構います

手掛けのへこみに雨水がたまるのを避けるため施工の途中から上下反転させて取り付けていたようです。転写時は要注意です。

 

・付属パーツ


f:id:JR201_ChuoRapid:20230306234912j:image

 

幕式の運番表示機のパーツも収録してくれました。K2+52、K3+53の中間先頭車の運番表示機はLEDではなく幕式のままになっていたので、このパーツを使えばそれもきっちり再現できます。さすがトミックスさん。”わかってる”なあ...

 

 

 

ということでダラダラといろいろ書きました。誰かの模型製作の参考になれば幸いです。

 


f:id:JR201_ChuoRapid:20230306234927j:image



ルーバー云々が発売前から話題になってましたが、もとの出来が素晴らしいので購入して大変満足しております。増備も検討。みなさんもぜひ。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

【模型】鉄道コレクション クモヤ143-52の製作

鉄道コレクションのクモニ143をベースに、クモヤ143-52を製作しました。

 

 

クモヤ143-50は荷物車としての用途を失ったクモニ143からの改造で誕生。

新潟車両センターに51が、長野総合車両センターに52がそれぞれ配置されていました。51は廃車になってしまいましたが、52は車籍こそ抹消されたものの長野総合車両センター内でまだその姿を見ることができます。

 

 

今回はだいぶ昔に購入した鉄道コレクション第20弾のクモニ143をベースに製作。

車体は余計なジャンパ栓を切除したのち、塗装をすべて剥離し再塗装。

連結器も双頭連結器に交換しました。

 



f:id:JR201_ChuoRapid:20221028104252j:image

マスキングテープをはがしてキレイな塗り分け線が現れてきたときの高揚感はたまらないです。

 

 

 

 

少し前に製作したクモユニ143-1とあわせ、長総の2つの143系が揃いました。

 

 

 

 

最後までありがとうございました。

【模型】Greenmax クモヤ145-2 クモヤ145-117の製作

greenmaxの18510 JRクモヤ145形0番代・100番代 2両ボディキット(未塗装キット)から クモヤ145-2とクモヤ145-117を製作しました。

 

クモヤ145-2

クモヤ145-117

 

クモヤ145-2は松本運転所所属時代を、クモヤ145-117は豊田車両センター所属の末期をイメージして製作。

 

 


f:id:JR201_ChuoRapid:20220916000029j:image

 

基本的にはキットをストレートに組みましたが、屋根周りに少しだけ手を加えました。

実車は2両ともパンタグラフがPS23なので、キットのパンタグラフ台座を撤去し、tomixのPS23に合わせた新たな台座をプラ板から製作。

無線アンテナの位置も実車に合わせて変更し、カトー製のモノを設置しました。

 

 

カプラーは最近流行りの(?)配管付きTNを設置。

 

動力は手元に余っていた鉄道コレクションのものを取り付けてみましたが・・・あまりいい感じではないのでそのうち取り替える予定です。

 

 

 

気がついたらこの顔の仲間がだいぶ増えていました....

 

 

 

最後までありがとうございました。

 

 

コミックマーケット100(C100)に出展します。

こんにちは。

 


8/13に東京ビックサイトで開催されますコミックマーケット100(c100)に参加いたします。

 

8/13(土)東メ52a

ダルマスクエア

・ 「うぐいす~関西に残る最後の201系を追う~」

 

 

B5/フルカラー/72p・・・1,000円

 

 

よ~む(@IZYI_8901)氏と共同執筆

奈良に残る201系にスポットを当てた本になります。

 

 

 

私が執筆したパートについて軽く紹介いたします。

 

・201系のプロフィール

201系誕生の背景から試作車、量産車、運用範囲の変遷、後天的な改造などについて時系列を追うような形で書きました。本のタイトルこそ”うぐいす”ですが、このパートではJR東日本の201系についてもかなりしっかり言及しました。今日まで活躍を続ける201系の歩みを知っていただけると思います。

 

・近ナラ201系のディティールを見る

実車観察時にぜひ注目したい近ナラ201の細部について、写真とともに紹介。

 

・床下機器配置

各型式の床下機器の配置図と各機器の写真を掲載。模型製作の参考などにも使えると思います。

 

・近ナラ201系編成解説

ND601からND622まで。奈良の201系全編成の編成図と製造ロットや製造所、床下のカラーなど。

 

・模型で楽しむ近ナラ201系

ND614編成(グレー床下)の製作記事です。製作時のこだわり等について書きました。

 

 

共同執筆のよ~む氏によるphoto gallary(写真集)や201系の音に注目した記事(音で楽しむ近ナラ201系)も併せてぜひ。

 

お手に取っていただけると嬉しいです。

 

 

・「東日本の201系 座席柄ステッカー(1/80)」

1/80サイズの201系スケールプラキットに合わせて作った座席柄のステッカーです。

少量ですがこちらもよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 また、サークル「Studio Sunshine」の「臨時工事列車 Vol.3」に写真の提供と執筆協力(少しだけ)をさせていただきました。

 

東4 モ21a「Studio Sunshine」

『臨時工事列車 Vol.3』

B5/40p(フルカラー) / 600円

f:id:JR201_ChuoRapid:20220729194732j:image

 

 

 

毎度その内容の濃さに胃もたれを起こしてしまいそうになるあまぎ(@AmagiOm08)氏による「臨時工事列車」シリーズですが、今回は「チキからキヤへ 東日本チキ工臨ラストイヤー」をテーマとし、機関車と貨車による輸送からレール輸送用気動車キヤE195系による輸送への世代交代劇を中心にまとめた一冊となっているようです。

 

 

 

 

 

以上になります。

 

それでは、

8月13日(土) C100 1日目 東4ホール メ52a
「ダルマスクエア」

でお待ちしております!