当方も当然購入したので簡単にレビューのような何かを書いてみます。
塗装が厚ぼったいとかそういう話はほかの方にお任せして、ダラダラといろいろ書いてみました。
誰かの参考になれば幸いです。
・セット構成
中央線のときと異なり、セット構成が実車の分割編成と同様、東京方6両と蘇我方4両で別れています。片っぽ買うだけでもキレイに実車どおりの編成になるわけです。
・ポップ
基本セットにはポップ?がついてます。イラストが大変いい感じ。
・プロトタイプ
中央線の分割編成と同様なのでチョッパ制御がCH1Bに変更された昭和57年度本予算分(モハ-158〜,クハ-69〜)から、軽装車に設計変更される前の昭和58年度第1次債務負担分まで(〜モハ-263,〜クハ-134)が該当。
京葉線の中間先頭車を有する編成のうち、製造ロットとしては
試作車組み込み編成
初代K1編成+51編成
ケヨ71編成
3代目ケヨ72編成
以外が該当します。
・パンタグラフのクランク
公式アナウンスがあった通り、パンタ引き紐のクランクが移設されていない仕様になっています。
中央線用の分割編成(とモハ201-19)に搭載されていたPS24は折りたたみ高さが低く、そのままパンタグラフを載せ替えただけでは引き紐のクランクが干渉してしまう為、クランクが少し妻面側に移設されました。
当然ながら今回の製品のプロトタイプのように登場時のままのPS21搭載車や、折りたたんでも干渉しないシングルアームパンタに換装した車両はクランクが移設されていません。
つまり、シングルアームパンタに換装されていたK2+52やK3+53を再現する場合はパンタを載せ替えるだけでOK、というわけです(トミックスからドンピシャのPS35Cが出ていないため、類似のPS35Dで代用するしかないという話はいったん置いておきます笑)。
・運転席横ルーバー
発売前から話題になっていたのでご存知の方も多いと思いますが、今回の製品は中央線・分割編成の中間先頭車のボディを流用している為、運転席横のルーバーがモールドされています。
京葉線201系分割編成の先頭車のうち、運転席横ルーバーが残置していた車両は
2代目ケヨ72(試作車廃車後~2008年の組み換え前)のクハ201-103、クハ200-103
K1+51(組み換え後)のクハ200-103
K2+52のクハ201-109、クハ200-110
のみです(当方調べ)。
ルーバーを気にする場合、どうプロトを選んでもルーバーの撤去作業が必要になってきます...。
•インレタ
車番(二代目K1+51、K2+52,K3+53、K4+54、クハ200-104、クハ201-103)
ATS表記(P、Sn)
弱冷房車表記
乗務員扉手掛け
が収録されています。
バラのクハ車番(クハ200-104、クハ201-103)は、K1+51用のクハ200-36、クハ201-37と入れ替えて使用することで二代目ケヨ72の車番になりますよ というモノ。”わかってる”なあって感じがします。
乗務員扉手掛けですが、上下反転して取り付けられた車両が結構います。
手掛けのへこみに雨水がたまるのを避けるため施工の途中から上下反転させて取り付けていたようです。転写時は要注意です。
・付属パーツ
幕式の運番表示機のパーツも収録してくれました。K2+52、K3+53の中間先頭車の運番表示機はLEDではなく幕式のままになっていたので、このパーツを使えばそれもきっちり再現できます。さすがトミックスさん。”わかってる”なあ...
ということでダラダラといろいろ書きました。誰かの模型製作の参考になれば幸いです。
ルーバー云々が発売前から話題になってましたが、もとの出来が素晴らしいので購入して大変満足しております。増備も検討。みなさんもぜひ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。