中央快速書庫

作った模型やら撮った写真やら

【模型】Tomix JR 201系通勤電車(JR西日本30N更新車・オレンジ) 入線と考察 (レビューもどき)

奈良所属のウグイスに続き、トミックスの201系体質改善車シリーズの第二弾として発売された大阪環状線桜島線仕様のオレンジ色。

今回も当然購入したので、例によって簡単にレビューのような何かを書いてみます。


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といっても98813のウグイス色と基本的な点は同じですので、今回はウグイスと異なる点を中心に紹介したいと思います。

 

98813のレビューとあわせてご覧下さい。

jr201-chuorapid.hatenablog.com

 

 

・パッケージ

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今回も10両ウレタンが採用されています。8両だと全車が同じ向きでピッタリ並ぶのが気持ちいいです。

 

 

・プロトタイプ

メーカーからのアナウンスの通り量産車の後期形。床下機器が中央線、京葉線の流用なので、必然的に該当車は今まで通り(チョッパ制御がCH1Bに変更された昭和57年度本予算分(モハ-158〜,クハ-69〜)から、軽装車に設計変更される前の昭和58年度第1次債務負担分まで(〜モハ-263,〜クハ-134))になります。

 

末期の森ノ宮区の201系であれば、LB5~LB13(Tc車番:89,90,92,93,94,120,121,123,124)が該当します。

 

 

・サハ201


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今回の体質改善車・オレンジの製品化に際し、トミックスの201系として初めてサハ201が製品化されました。

当然(?)床下もきっちりと再現されています。

早く中央線仕様のサハ201が欲しくなります。

 

・付属インレタ

インレタは2枚付属。太っ腹です。


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車番(LB1(61),LB6(90),LB8(93),LB9(94),LB10(120),LB11(121))

前面車番表記

ATS表記

弱冷房車表示(新旧)

女性専用車表記

乗務員扉手掛け

が収録されています。

 

LB1はモハ201の床下が製品と適合しませんので、気にする方はインレタを使用する際には要注意。

 

 

・付属パーツ

クハ201用のジャンパ栓パーツと前面行き先パーツが収録されています。


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前面行先は

 

幕式

35M 天王寺

63M 西九条

05M 大阪環状線 大阪・京橋

07M 京橋

08M 区間快速 奈良

 

LED式

10M 大阪環状線

62M 西九条

13M 区間快速 奈良方面 加茂

15M O 大阪環状線

04M O 天王寺

17M O 区間快速 大阪環状線

27M O 京橋

 

が収録されています。

 


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tomixの201系もかなりバリエーションが増えてきました。中央線の貫通編成や京阪神緩行線中央・総武線など、まだまだバリエーション展開に期待できそう。とっても楽しみです。

 

 

以上です。最後までありがとうございました。

 

 

 

 

鉄道コレクション 201系 T110編成(付属編成・諏訪湖花火大会臨時列車仕様)の製作

鉄道コレクションの201系から、2007年の全国新作花火競技大会臨時列車のトタT110編成を製作しました。

 

 

実車について

今でも諏訪湖の花火大会の際に首都圏地区から車両が貸し出されていますが、中央線の201系が現役だったころは同車が貸し出されていました。

 

2007年9月の全国新作花火大会の際は廃車回送も兼ねてT110編成が長野に送り込まれ、一度長野総合車両センターに入区。例年は臨時幕で運行されていた諏訪湖花火臨時列車ですが、この時は付属編成に「スターマイン」「ナイアガラ」、基本編成に「上諏訪」の行先表示が追加され、最後の活躍に花を添えました。

 

行先コマ追加もかなりアツいのですが・・・

 

201系からE233系への置き換え時、E233系と201系の分割位置の違いから、多くのH編成は編成組み換えを行わず、分割機能を封印してT編成へと編入される措置が行われました。T110も長らくつけていた”H”のゼッケンを脱ぎ、H15からT110へと変更され、貫通編成扱いで運用されていました。

 

しかし、廃車直前に諏訪湖花火臨時に充当されたことで、基本編成と付属編成がそれぞれ別々で運用されることに。中間先頭車には段ボール製の”T110”の編成番号札が用意され、分割編成であることを生かした運用が行われました。

T編成に編入されたことでもう先頭に立つことはないと思われていた中間先頭車が、最後の最後で活躍したのでした。

 

 

•模型について

ペンギンモデルの「さよなら201系中央線【限定品】」のステッカーには、さよなら運転関連のステッカー以外にも2007年全国新作花火大会関連の追加コマや編成番号札が収録されているので、それを用いて製作。

段ボール製の仮設の編成番号札まで再現されており、ペンギンモデルのこだわりを感じます。

 


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クハ201はH7編成のものを使用した関係で運転席横のルーバーが撤去されていたので、余っていた京阪神緩行のクハからルーバーのみ移植し、そこだけ塗装しています。(なんか写真で見るとめちゃくちゃ溝埋まってるように見えますが肉眼で見るといい感じです)

 

その他の加工はいつもの鉄コレ201の加工内容と同様で、屋根など各部の再塗装と車番変更程度の軽いものです。

 

 

tomixから201系が製品化されても、クオリティが高くバリエーションが豊富な(しかも安い)鉄コレ201系でまだまだ遊んでいきたい所存。

所属表記とかが印刷済みで完成までのハードル低いのもインレタが苦手な私にはうれしいですし笑

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

謹賀新年&当ブログアクセス数10000件突破

 

あけましておめでとうございます。

中央快速です。本年もよろしくお願いいたします。

 

さて、タイトルにも書きました通り、昨日当ブログのアクセス数が10000件を突破いたしました。

あまり凝った記事は少ないですが、毎日10~20人程度の方々がアクセスしてくださっています。最近は検索から当ブログに来訪してくださってる方も多く、とてもうれしく思います。

 

本年もマイペースに模型をいじいじしたり写真撮ったりしていこうと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

Tomix 201系 H24編成(霜取りパンタグラフ搭載編成)の製作

Tomixの201系(中央線 分割編成)から、霜取りパンタグラフ搭載編成であるH24編成を製作しました。

 


中央快速線用の201系は、1997年のダイヤ改正で高尾〜大月間の始発列車を受け持つこととなり、それに際して当時武蔵小金井電車区に所属していた201系の5編成(後に1編成追加)の高尾方モハ201に霜取りパンタグラフが搭載されました(集電機能はなし)。

 

 

今回、トミックスの製品に、私が小列車工房様に製品化協力した3Dパーツの霜取りパンタグラフ搭載屋根を使用し、霜取りパンタグラフが増設された編成を製作しました。

 

屋根パーツは洗浄→プラサフ→塗装を行い、両面テープで車体と接合。

 

その他、同編成はモハ201のチョッパ制御器は白色だったので塗装で再現。

屋根上クーラーも一部車両は実車に合わせてαモデルのAU75G2を搭載。

 

その他はドアゴムやパンタ、屋根上小物類の塗装などいつも通りの加工メニューです。

銀河モデルの運転台ステッカーは機器が追加された中央線用車両の運転台周りを手軽に再現できて重宝しているのですがもうどこにも売っておらず...

再販してほしいものです。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

【模型】クモユ143の製作 (グリーンマックス エコノミーキット)

エコノミーキットをベースにクモユ143を製作しました。

 

 

ベースはオユ14の側板とクモハ123の前頭部及び屋根・床下です。

 

 

•側面


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オユの側板をクモユ143に合わせて切り継ぎ、一部の窓を封鎖し、特徴的な縦長の窓を開口。車端部はクモハ123のものを切り継ぎました。

また、オユの側板は天地方向に少し長さが足りないので、車体裾にプラ板を接着し、クモハ123の前頭部と高さを合わせています。

 


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裏面。適当なのでぐっちゃぐちゃです。

電車用の床板をはめ込む都合上、オユ14の側板裏面の床板に当たる凸部を全て削り落とし、かわりの床板押さえに小さく切り出したプラ板を貼っています。

ちなみにこの写真撮ったあともうちょい補強を足したのでもっとぐっちゃになってます。酷い。

 

 


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継ぎ目消し→サフ処理後。

 

•前面


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基本的にクモハ123の前面をそのまま使用していますが、GMのジャンパ栓を接着し、精密感を上げてみました。めちゃくちゃ大変だったけど。

前面の造形はこうしてみると鉄コレのものと遜色ない出来であるように感じます。

 

 

•床下

 

床下機器はエコノミーキット付属のクモハ123のものをそのまま使用。

台車は鉄コレの余りを使用。


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床板を加工し、スカートは鉄道コレクションのクモユニ143のものを取付。カプラーはTNカプラーを床板にネジ止めしています。

最近発売された小型のTNを使うと鉄コレのスカートのジャンパ栓のモールドをすべて生かしたままTN化が可能。素晴らしい。

 

•屋根

 

屋根は、キット付属のクモハ123のものをベースに、各種屋根上機器を設置。



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例によって屋根板の長さが足りなかったのでプラ板で隙間を埋めました。


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換気扇は鉄コレのクモユニ143のものをおゆまるで型取り、レジンで複製したものを使用しました。

 


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仮組時

 

 

 

あわせて湘南色のクモユニ143・クモユ143も鉄道コレクションの塗り替えで製作。

 

 

先日製作したクモユ141や、鉄コレの身延色のクモユニ143とも合わせ、様々な編成を組めるようになりました。

 

 

 

 

 

最後までありがとうございました。

 

【模型】エコノミーキット 郵便荷物列車の製作

 

グリーンマックスのエコノミーキット 106 荷物列車を製作しました。

 

 

 

少し前に購入したED76 500番代に牽かせる客車が欲しいなぁと思っていたところ、ハードオフに格安でこのセットが転がっていたので製作を決定。

 

マニ44 マニ36 マニ60 オユ10 の4両を製作しました。

(キットにはマニ44が2両含まれていますが、1両塗装失敗したので…)

 

基本的にキットを素組していますが、オユ10の採光窓が抜けていないのはさすがにかっこ悪かったので窓をくりぬき、他の窓と同様にガラスパーツを当てています。


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さすがに現行水準の完成品には到底かないませんが、自分の手で作り上げる楽しみはエコノミーキットならでは。

そのうち編成ものにもチャレンジしてみたいな。

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

【模型】クモユ141の製作(グリーンマックス エコノミーキット)

グリーンマックスのエコノミーキットから、クモユ141を製作しました。

 

 

 

 

製作のベースはエコノミーキットのクモユニ82とクモハ123です。

クモユニ82からの改造用としてクモユ141の前面パーツも出ていますが、前面の印象がイマイチだったのでクモハ123の前面パーツを使用することとしました。

 

 

とは言ってもこの前面がそのまま使えるわけではないので、余計なモールドを切除したり足りないものを追加したりしていきます。

 

 

加工したものがこちら。

タイフォンやステップの撤去、手摺の増設、ジャンパ栓の移設などを行っています。

 

 

続いて側板

 

噂には聞いていましたが、側面の郵便表記がモールドで表現されています。昔の製品ですが、かなりシャープに造形されていてびっくり。

まあ塗分け線モールドもろとも切除しちゃうんですけどね。

 

クモユ141は改造ベースとなるクモユニ82と違い、側面には一段下降窓がなく、すべてHゴム支持の窓なのですが、今回は目をつぶることとしました。(再現するならもう一個クモユニ82の側板をもってきて切り継ぐのがいいのかな?)

 

屋根はクモハ123の屋根を用い、実車の写真を見ながらホイッスルや信号炎管、避雷器、クーラーやベンチレータの穴をあけました(写真撮ってなかった)。パンタ台もトミックスのパンタグラフがのせられるようにプラバンで製作しました。

パンタの配管ですが、当然クモハ123とクモユ141では全く異なります。本来ならパイピングで再現したらよいのですが...資料も技術もないのでまるっとオミットしてしまいました。まぁ”エコノミーキットらしさ”ってことにしておきます。

 

 

各パーツがあらかた仕上がったところで組み上げていきます。

 

前面と側面が別の車両由来なのでパーツの合いが死ぬほど悪く、前面パーツの裏面をかなり削ったりヤスったりしました。

 

(別の車両の前面と側面が合わないのはまあいいとして、クモユニに付属の床板が同じセットに入ってるクモユニの側板と合わないのはどういうことやねん。)

 

 

車体を四角く組んだところで屋根を乗せていきます。

 

車体の側板が長いのか屋根が短いのかわかりませんが、1mmほど隙間ができてしまったのでプラ板&瞬間接着剤で埋めました。

 

車体が組みあがったらサフ→ヤスリを繰り返して満足いくまで車体を整え、オレンジ→緑→グレー(屋根)の順に塗装。

 

 

床下は、セット付属の機器や手持ちの余剰パーツなどを組み合わせてそれっぽく製作。

 

連結器は床板&車体の干渉する部分を削ってから配管付きTNをねじ止めしました。

 

 

各部に色差しを行い、インレタを転写し、クリア塗装を施して完成です。

 

 

 

鉄コレのクモヤ143-52と連結。クモヤ143-52はクモニ143からの改造車なので、細かいところを気にしなければクモユ141の相方としてピッタリ…なんですが、やっぱりクモニとしてもう一両欲しくなります。あとクモユニ143とかクモニ83も…

 

沼ですな。

 

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。